今日はメバル釣りで基本中の基本である
『メバルは凪を釣れ』は本当なのかを考えてみたいと思います。
凪とは、皆さんの知っている通り、風がおさまって波の穏やかな状態をいいますよね。
本当に釣りやすい状態ですよね。
あくまでも人間側の都合ですが、、、
そう、あくまでもアングラー側の都合なんです。
ベタ凪は魚にとって必ずしもいい状況とはいえないと思います。
それでもメバルは凪を釣れという考えが根強く浸透している理由は、メバル釣りが繊細な釣りだからです。
細いラインに軽いルアーが基本であるため、風が強いと操作できないのです。
メバルは絶対風が吹いているよりベタ凪が釣れる、という方もいるかもしれませんが実際はどちらにもメリットとデメリットがあります。
どちらかを選べと言われれば僕もベタ凪を選びます(笑)
■ベタ凪のメリット
軽量なリグでも操作しやすい。
メバルのライズが分かりやすい。
違和感が明確でバイトを捕りやすい。
暖かい (これも結構大事ですよね)
ベタ凪は、なにより釣りを面白くします。
軽量なリグを思い通りに操作して、繊細なバイトを逃さずフッキングしてキャッチすることがこの釣りの醍醐味の一つだと思います。
さらに、メバルのライズが分かりやすいことで、よりメバルに近いところから釣り始めることが可能になります。
メバルのライズは、アングラー側のやる気を引き出し、思考回路をフル回転させる役割も果たします。
こうした連鎖反応が起こり好釣果に結び付いて行くのだと思います。
また、風の無い暖かい状況は快適であるため、釣りの時間も長くなりやすく釣果が伸びやすいと思います。
ただし、あまり暖かくなりすぎると釣り人が多すぎてポイントに入れないというデメリットにもなってしまう可能性がありますね。
■風が吹くことのメリット
追い風にのせると飛距離が出る。
警戒心が薄れる。
エサの固まる場所が予想しやすい。
濁りが出る。
風の吹き方によるのですが、軽量のリグは風に非常に弱いと思います。
僕の場合は1g以下のジグヘッドを使用することが多いので、向かい風に逆らってキャストしようとした場合、yahoo天気の風力”3”が限界かな?と考えています。
無理して続けるとサミングをしていてもバックラッシュは避けられません。
ライントラブルはアングラーの集中力と、時間を奪います。
寒さもやる気を奪いますので釣りの時間も短くなりやすく釣果に結びつかないことが多くなると思います。
ただし、適度な風は利用できると大きな力になる可能性も秘めています。
例えば、いつもギリギリ届かないピンポイントストラクチャーまで風にのせて届かせるなどですが、
最大のメリットは、風下にエサが流されることでエサの流れてくる場所が特定しやすくなります。
そういう場所は岸に風が当たり濁りが出やすくなり、エサが固まり、魚は岸の近くまで寄ってきます。
さらに、エサを求めてフィーディングに来ているやる気のある魚であるため簡単に口を使ってくれることが多いです。
軽いリグで全然飛ばさなくても(5mも飛べば十分)釣れる状況もあるので是非試してみて下さい。
ただ、爆風はさすがにあきらめた方がいいと思います。
ということで、『メバルは凪を釣れ』は本当です。
ただ、あくまでもアングラー側の基準で、魚の活性は風が吹いている時の方が高いというのが僕の考えです。